練る子は育つ

都内のIT企業で働く28歳女性。読書、音楽、ゲームの記録

ホラー苦手だけど昼間だったら読めた/芦沢央「火のないところに煙は」感想

芦沢央さんの「火のないところに煙は」。王様のブランチで取り上げられるなど、ずーっと気になってはいたものの…「ホラー」であると聞いて、怖いものがまったくダメな私は手を出せずにおりました。 今回「本屋大賞2019」にノミネートされたのをきっかけに、恐る恐る手に取りまして…頑張って読み切りました…!きっとそんな人もいると思うので、ホラー苦手読者として感想を書きます。怖くて読み返すことができないので、詳細とか引用は割愛で。。

火のないところに煙は

火のないところに煙は

 

 

ネタバレなし感想

まず、全部、昼間に読んだ!笑 夜寝る前とかに読むのが一番ダメなやつだと思います。トイレ行けなくなるよ。"怖いもの見たさ"で読みたい人は、太陽を味方にして頑張ってください。
一番怖かったのは第1章。電子で読んでたんだけど、ウッ…これは…となる瞬間がありました。逆に、そこさえ乗り切れば直接的に怖いところはそんなにない。気がした。
短編集なのですが、話は繋がっています。順序どおりに読みましょう。「奇怪な」お話をすべて読み終えたあとの最終パートがクライマックス…なのだと思います。
結末は、ゾクッとする怖さ…。その意味をしっかり考えれば考えるほど背筋が凍るはず、なのですが、 深く考えたら絶対怖くなるだろうことがわかったので、私はとりあえず「読んだ!読み切ったぞ!!」と即座に閉じました。もう一度初めから読み返したらより怖さが増すんだろうな。
結論、ガチガチのホラー、というわけではありません。直接的な怖い描写はほんの少しです。じわじわとくる系なので、明るい時間帯にサクッと読み終えてしまえばきっと、大丈夫。

面白さの訴求ができなくて申し訳ないですが、「読みたいけどどれくらい怖いんだろう」と思っている方の参考になればと…。
ちなみに芹沢央さんの作品は2作ほど読みました。感想書いているものもあるので、よかったら。(ホラーじゃないです)

 

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