練る子は育つ

都内のIT企業で働く28歳女性。読書、音楽、ゲームの記録

桑原あい with スティーヴ・ガッド & ウィル・リー のLIVEを観てきた

 

ブルーノート東京にて、ジャズピアニスト・桑原あいのLIVEを観てきたので感想を。
9/22(土)の2ndステージです。

 

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正直言うと、ドラムの神様であるスティーヴ・ガッドを観ることが目的でした。どうしても生で観てみたくて!会場には年齢層ちょっと高めのおじさまがかなりいらしたので、私と同じような、ガッド(とウィル)ファンが多かったように思う。というと桑原あいさんには申し訳ないけど、後述するように彼女自身も二人を崇めていたので必然かなと思います。その日のガッドの恰好は、ちょっとヨレっとしたグレーのTシャツにデニム。ウィル・リーは、黒いシャツに白いパンツ、トレードマークのサングラスをかけて、すらっとしていてかっこよかった。

実際のところ、ガッドは終始譜面を見ていた。笑 とにかくサポートとして黒子に徹していた印象。スティックやブラシが腕と一体化しているような、力の全く入っていないフォームで淡々とリズムを刻むので、キメどころでのパワフルさが引き立っていた。当たり前だけど、どんなフレーズでも余裕なんだろうなって感じの自由自在な演奏でした。ただ、曲調や場所柄仕方ないとは思うけれど、ブラシでのプレイングが多かったので、今度はもっとダイナミックな曲で聴きたいかも。

ドラムセットはこちら。すごくシンプルだった。

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全体としては、リハと本番でしか合わせてないんだろうなーと感じる危うさもところどころあったが、終始ウィル・リーがリードしていた。私は彼のベースを生で聴くのも初めてだったんだけど、リズムはもちろんのこと、フレーズの歌い方が繊細でとても素敵だった…。

桑原あいさんは、本当に二人とできることが幸せ!という感じで、楽しそうに演奏していたのが印象的だった。MCでも、「彼らは神様、私は庶民!彼らの演奏を私も客席で聴いていたいくらい」って言ってた。ただ、彼女がメインのトリオのはずなのに彼女の演奏はなにも覚えていない…。上原ひろみを観に行くといつも圧倒されるんだけどなー。

彼女は私と同い年ということもあるので、これからも応援していきたい。

 

ブルーノート東京、個人的には一番後ろのカウンター席が好き。ややステージからは離れるけど、相席にならないし、ゆったりと観れておすすめです。

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AI KUWABARA - 桑原あい|ARTISTS|BLUE NOTE TOKYO