2018年上半期のベスト本5冊
2018年上半期は本を【48冊】読みました。
なかでも「これは誰かに勧めたい!!この気持ちを共有したい!!」と思った本をメモっておきます。
意外と少なくて、5冊。でもこの5冊は本当に面白かった…。
1.柳広司/ジョーカー・ゲーム (角川文庫)
スピーディで緊張感溢れるスパイ・ミステリ。アニメ化や舞台化もされている人気コンテンツです。登場人物たちが繰り広げる頭脳戦や、敵を欺いて裏を出し抜くプランが痛快。クールでクレバーなスパイたちが魅力的!
シリーズ化されており全部で4作出ているのですが、すべて読んでしまいました。みんなまじイケメン。なんだけど、スパイなので目立ってはいけないため、それぞれ個性を隠さねばならず、キャラごとの差別化が難しいのがジレンマかもしれません…。
2.辻村深月/かがみの孤城
学校に行けず部屋に閉じこもっていた「こころ」は、ある日突然「鏡の中の世界」に行けるように…。ファンタジーと現実とのバランスが絶妙で、読み終わったあとはふわっと心があたたまる。文句なしの本屋大賞第1位作品です。
単体エントリも書きました↓
3.近藤史恵/タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)
町のフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台にした、短編ミステリ集。シェフ・三舟が、客たちの日常の小さな謎を鮮やかに解いていく。美味しそうな料理の描写も相まって、時を忘れて読んでしまいます。ふだん読書したいけど何読んだらいいかわからない…という人に勧めたい。
現在は全3作刊行されています。
4.ピーター・スワンソン/そしてミランダを殺す (創元推理文庫)
空港で見知らぬ美女に話しかけられ、自分の妻の殺害計画を一緒に企てる…。登場する男女4人の攻防にハラハラが止まらないミステリ。章の終わりに「えっ」となること間違いなし。ぜひ映画化してほしい!!
5.今村夏子/星の子
新興宗教にハマった両親の様子を娘視点で描かれる物語。テーマは重たいですが、小学生のフラットな視点だからか意外と読みやすいです。読後に広がる、なんともいえないゾクゾク感が私は快感でした…。
48冊すべての感想は、こちらの読書メーターで管理しています。下半期もたくさん読みたい。
今週のお題「2018年上半期」